よく頑張った!

BGR

2023年01月21日 12:14




先日、星になった愛犬について簡単に記録を残す。




出会いは息子が小学校に上がる直前。

先代犬の用事で近所のペットショップを訪れた時に可愛いヨーキーがいた。

それを目にした息子は直感的に運命を感じたのか、飼いたい!と言い出し始めた。

どーせ、一時の感情だし、ペットはそんな勢いで飼うものではない。

なんとか息子をなだめてその場を後にし、他の店を周ったり買い物を済ませて帰宅。

その間、息子はずっと懇願し続けていた。

オモチャが欲しくてねだる事は多いけど、いつもならすぐに諦める。

が、今回は異常なほど食い下がる。

帰宅後、いくら時間が過ぎても一向に諦める気配が無い。

とうとうその熱意に負けてしまい、しっかりと世話をする事を約束した上で

小学校入学祝いも兼ねて我が家へ迎え入れた。




約束通り息子はしっかりと世話を続け、

逆に愛犬は一人っ子だった息子の兄弟として絆を深め合っていたようだった。

家でもキャンプや旅行に行った時でも兄弟同士仲良く遊んでる姿を見るたびに、

あの時、正しい判断ができて良かったなぁとしみじみする事が多かった。





そんな生活が長く続いていたが、

いよいよ息子が就職して家を出る時期が訪れる。

その頃には愛犬も高齢で14歳。

息子が居なくなってからは老化も相まって、一層体力が落ち始める。




先はそんなに長くないので、今年の正月は息子の休みに合わせて軽く車中泊旅行へ。(思い出作り)












この時はまだしっかり歩けるし、食欲も旺盛だったけど、

この後から老化と体力低下のスピードが異常に早まる。




勝手な思い込みだけど、

旅行の中で社会人として独り立ちした息子の姿が確認できて安心したのかな?

という事を考えてしまう。




そのうち、食事が難しくなり、やがて態歩行困難に。

自分で水も飲めなくなり、定期的にスポイトで水を与えながら流動食を口に運ぶ生活に。

寝たきりになる頃には心配した息子が自宅から通い、一緒に介護する日々に突入。

昼間はカミさん、カミさんが仕事の時は私が在宅ワークしながら介護。

夜は終電で帰ってきた息子が膝に抱えて介護しながら寝て、翌朝早く出勤。

そんな介護生活は長く続かずに終わる。




朝、出勤支度をしていると、寝たきりで動けない愛犬が何かを訴えかけていた。

慌てて抱き抱えると口をぱくぱくさせて何か話すような感じで動きが止まった。




あ、とうとう・・・・・・




慎重に呼吸と脈を確認すると、全てが停止していた。

息子を呼んで愛犬を預ける。

泣きながら別れを告げる息子と愛犬の時間が暫く続く。。。




その後、皆んなは仕事へ。

私は仕事を調整しつつ火葬場を手配。

火葬場へ向かう所から自宅へ遺骨を持ち帰る所までを動画に収めつつ対応し、

夜、皆んな集まったところで動画で様子を報告し、

遺骨を囲んで愛犬について語り合った。




改めて思う事はこの子は我が家に必要な子で、その一生を全うできてよかったという事。

我が家に来てくれてありがとう。

お疲れさま!!


2007年1月13日~2023年1月19日の6:30頃まで15歳と6日





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